エンジニアへの転職を考える方は、現在の就業状況により、考えたり準備したりしなければならない事が異なります。ここでは様々な状況に合わせてどのような対策をしなければならないのか？を記載します。
■他業種からの転職
現職で技術系の職種に就いていない方がエンジニアとして転職をしたい場合など、転職は可能なのでしょうか？ 個々の状況に応じてさらに詳しいことを見ていかなければなりませんが、結論から申し上げますと不可能ではありません。特に若い世代では、転職に成功する可能性は高いと言えます。エンジニアの売り手市場も後押しをしています。例えば現在は小売業で仕入れの業務を行っている方で、モノづくりに関わりたい、エンジニアを目指したいという方は、チャレンジをしてみるのが良いと思います。特にもともとは学校で理科系を専攻していた方は、他業種で就業されていたとしても理系の論理思考的な考え方を持っている方であれば、エンジニアとして歓迎される可能性は高いです。
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■技術の経験が無い方の転職
上記の「他業種からの転職」に近いですが、例えば理系の出身では無く、一度も技術者としての経験が無い方が、エンジニアとして転職をすることはできるのでしょうか？こちらも個々の状況に応じて考えなければなりませんが、採用する側の立場としては、採用しようとしている人物のポテンシャルに掛ける可能性はあります。現在は会社の都合で営業を任されているが、本当は趣味でプログラムを作成することが好きで、プログラマーになりたい等、状況は様々でしょう。この様な場合、その人物のエンジニアとしての経験はあてにせず、ポテンシャルで判断をするケースがほとんどです。エンジニアは学ばなければならない事が多いですが、勉強をする意欲があるのか？きちんと付いて来る事ができるのか？エンジニアでなくとも、問題が発生したときにどのような立場でどのように行動したか？等、をヒアリングします。一概には申し上げられませんが、可能性は捨てることなく、技術系転職に強いエージェントに登録し、エージェント担当者に相談するのがお勧めです。
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さらに全く技術の経験が無く、イメージが先行でエンジニアへの転職を目指したいという方は、一度、エンジニアとしての教育をしてくれるスクールもお勧めです。昨今では極めて実践的な教育を実技と共に教えてくれるスクールがありますので、こういった所で訓練を積み、技術を身に着けてから転職をすれば、多少なりとも技術の知識ありと見てくれますので、転職に際し非常にメリットが大きくなります。
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■開発の一部しか行ったことが無い方の転職
エンジニアとしての経験はそれなりにあるが、上司や先輩の下で言われるがままに作業を行う繰り返しで、開発プロジェクトの一部しか携わったことが無く、自分の技術がどのぐらいあるのか？自信が無いという方もいらっしゃると思います。そんな状況でエンジニアとして転職をすることができるのでしょうか？ ご心配は無用です。状況から判断すると、上記に当てはまる方はエンジニアとしての経験が数年～10年以内の方であると考えられます。エンジニアが一人前になるのには時間がかかります。一人で開発のすべてを任せられるような状況ではなくとも、エンジニアとしての転職は可能です。これまでのあなたの経験が、失敗も含めて、すべて貴重な経験なのです。できれば自分の技術の棚卸をして、転職エージェントに登録しましょう。
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■自分のエンジニアとしての技術に自信が無い方の転職
特に転職が初めてのエンジニアの方は、自分の経験してきた技術が他の企業で通用する技術なのか？不安に感じる事はあると思います。ですが無用な心配であることがほとんどです。但し、どの様な状況でも同じなのですが、エンジニアに限らず、転職をする際には必ず、「どうして転職をしようと考えたのか？」という転職の動機を転職エージェントの担当者にも、企業の採用担当者にも聞かれます。出来ればポジティブな動機であって欲しいものですが、万が一ネガティブな動機であったとしても、転職エージェントの担当者には変に隠さずに、正直に話をして相談に乗ってもらうのが得策です。転職エージェントは複数登録して何人かの担当者と面談を行う事が良いです。その中で、自分と息の合う担当者を見つけてさらに深く相談をすることが良いと思います。転職エージェントの担当者はあくまでも求職者の見方になってくれますので、転職に際する不安なども一緒に相談してみましょう。
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■開発に失敗した。開発の成功経験が無い方の転職
開発に失敗した。製品開発を行って最後まで製品化された成功経験が無く、転職に際し心配に感じる方もいらっしゃると思います。開発に失敗した経験があると転職には不利なのでしょうか？ 結論を申し上げますと、そんなことは一切ありません。開発途上の失敗は企業としても、エンジニア本人としても非常に貴重な経験となります。ある意味で失敗はさせてもらう機会を会社から頂いていると考えた方が良いでしょう。ですので開発に失敗した経験があれば、それをどの様に自分の糧にしてその後のエンジニアとしての職に就いているのか？と言った部分を明瞭に説明出来るようにしておくと良いと思います。失敗を糧にして前向きに仕事をする人材は、採用する側にしてみれば非常に欲しい人材と言えます。
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